東の野
[その他]
昨日ブログに書いたように、1月15日の朝刊一面の編集手帳に「玉の緒よ」の句が載っていましたが、その何面かあとに、もう一つ懐かしい句がありました。平成万葉の旅と称して
「東(ひむがしの)の野に炎(かぎろい)の立つみえて
かへり見すれば月傾きぬ」(柿本人麻呂)
学生時代、万葉集、古今集、新古今集を愛読していた私としては、習い憶えた歌に再会できてとても嬉しくおもった次第です。
狩の早朝、冷たい空気の中、震撼とした緊張感を感じていましたが、朝日と西の月との関係からやはり寒い季節の夜明けのようです。
月といえば、「天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山にいでし月かも」も有名ですね。『古今集』の阿(安)倍仲麻呂ですが、百人一首で人口に膾炙されています。同じ月を詠んでも万葉と古今の時代を生きた人々の感性の違いも感じませんか。
「東(ひむがしの)の野に炎(かぎろい)の立つみえて
かへり見すれば月傾きぬ」(柿本人麻呂)
学生時代、万葉集、古今集、新古今集を愛読していた私としては、習い憶えた歌に再会できてとても嬉しくおもった次第です。
狩の早朝、冷たい空気の中、震撼とした緊張感を感じていましたが、朝日と西の月との関係からやはり寒い季節の夜明けのようです。
月といえば、「天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山にいでし月かも」も有名ですね。『古今集』の阿(安)倍仲麻呂ですが、百人一首で人口に膾炙されています。同じ月を詠んでも万葉と古今の時代を生きた人々の感性の違いも感じませんか。
2009年01月16日 23:59 [その他]