院長ブログ

前回帝王切開

[医療・医学など]

帝王切開は子宮を切開して赤ちゃんを出産させるものです。きれいに治りますが、お腹の創と同様に子宮の筋肉に瘢痕が残ります。そこで次の妊娠・出産をどうするかという問題が生じます。

私が医学生であったころのことを思い出しますと、当時東大助教授であった我妻先生は、講義で、「以前は帝王切開をすると次の出産で子宮が破裂する危険が高く、帝王切開としていた」(Once CS, always CS)。「現在は、術式が改善され、場合によっては経膣分娩を行う」(Once CS, not always CS)。と教えてくださいました。

卒業して産婦人科になって、その教えを守ってきましたが、30年以上たった今日、子宮破裂のリスクを重く見て前回帝王切開の場合、次回以降は帝王切開にするケースが増えてきました。

実は、明日前回は経膣分娩を頑張ったのですが最終的に帝王切開になった患者さんの出産が予定されています。今回は患者さんと十分お話し、ご理解頂き、帝王切開を選択しました。可愛い赤ちゃんに会うのをご両親楽しみにしていることでしょう。

2009年05月17日 23:30 [医療・医学など]

帝王切開

[医療・医学など]

帝王切開は通常の分娩が子宮口が開き膣を通って胎児が生まれてくるのに対して、お腹を切開して出産させる、産科手術です。伝説的には帝王シーザーの出産が帝王切開の初めであったと聞きますが、真偽の程は明らかでありません。

日本初の帝王切開は伊古田純道(いこだ じゅんどう)医師によるということは史実として間違いないと思います。江戸時代、秩父で開業し、嘉永5年(1852年)に日本で最初の帝王切開をおこない母体を助けました。

秩父の太田地区にその業績を記した碑があります。実は私は秩父市の出身で伊古田純道氏の碑のすぐそばに私の祖先の墓所があります。なにかご縁があるような気がします、、、

2009年05月17日 23:30 [医療・医学など]

こまえクリニック10周年のつどい

[医療・医学など]

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こまえクリニックは放生勲先生が狛江市に開業され今年で10周年を向かえ、今日その記念会が開催されました。先生は元来内科医ですが、不妊診療にも力をいれ、大勢の患者さんを診ておられます。著書も多数で、私のブログでも近著を紹介しました。

クリニックに不妊相談のメールが舞い込んだことがきっかけで産婦人科医とは別の発想で不妊を治そうと思い立ったお話や、著書を出版社に持ち込み苦労の末出版に結びついたお話など、大変深いものがありました。

写真のむかって右が先生です。

2009年05月16日 21:02 [医療・医学など]

Sweet 10

[その他]

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誕生月のせいかプレゼントづいていて、今日は非常にレアなCDを頂戴しました。タイトルのいわれは、スイートなので結婚10周年なのか、中野さんが世界選手権を10連覇した記念なのか、確認しませんでしたが、二人とも嬉しそうで、幸せそうでよい写真ですね。

2009年05月16日 21:02 [その他]

ドボルザーク「新世界より」

[その他]

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今日、知人からドボルザーク「新世界より」(佐渡裕氏指揮・ベルリン交響楽団:AVEX社)をプレゼント頂きました。医者になってからはクラシック音楽とは少し疎遠でしたが、中学生・高校生のころは、交響曲もよく聴いていました。「新世界」のほかは、やはりべートーベンの「運命」やシューベルトの「未完成」が好みで、カラヤン、ベーム、フルトベングラーといった指揮者が記憶に残っています。

封切りのCDを院長室で聴き、大感激。第二楽章のでだし「家路」(遠き山に日は落ちて)も懐かしかったのですが、第三楽章、第四楽章と圧倒されました。帰宅の車の中でも聴きいりましたが、佐渡裕氏は天才ですね。よい仕事に感動すると、自分もよい仕事をしようという意欲が湧きます。

調べると「題名のない音楽界」(テレビ朝日)の司会もされているようです。皆さんも注目してはいかがでしょう。

2009年05月15日 23:51 [その他]

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