第26回日本受精着床学会(福岡)
[医療・医学など]
日本受精着床学会(受着)の総会・学術講演会が田中温会長のもと福岡国際会議場で開催されております。常務理事会などがあり、私は27日から福岡に滞在中ですが、いつきても福岡は活気があるいい街だと思います。
本日の講演で特に注目を集めたのは、「実母による代理出産」(根津八紘氏)であったと思います。奥さんに子宮がないご夫婦が他人の子宮をかりて子どもをえる代理懐胎の実施は日本では公には認められていません。報告には61歳の実母による出産も含まれていました。
公式に認められていない治療を学会で取り上げることにも議論があるかもしれませんが、不妊症の患者さんを現場で診療にあたる医療関係者を中心とした学会が、代理懐胎の現状に目を向けることは意義があるといっていいでしょう。
生命倫理、生殖倫理には100人の人がいれば100とおりの考え方があると思われます。日本学術会議の答申を受けて法制化が進むことでしょうが、受着は生殖医療に携わる者の立場から発言していく必要もあると感じました。
関心のある方は、日本受精着床学会HP倫理委員会報告「非配偶者間における生殖補助医療の実施に関する見解と提言」をご参照ください。非配偶者間における生殖補助医療の実施に関する見解と提言
本日の講演で特に注目を集めたのは、「実母による代理出産」(根津八紘氏)であったと思います。奥さんに子宮がないご夫婦が他人の子宮をかりて子どもをえる代理懐胎の実施は日本では公には認められていません。報告には61歳の実母による出産も含まれていました。
公式に認められていない治療を学会で取り上げることにも議論があるかもしれませんが、不妊症の患者さんを現場で診療にあたる医療関係者を中心とした学会が、代理懐胎の現状に目を向けることは意義があるといっていいでしょう。
生命倫理、生殖倫理には100人の人がいれば100とおりの考え方があると思われます。日本学術会議の答申を受けて法制化が進むことでしょうが、受着は生殖医療に携わる者の立場から発言していく必要もあると感じました。
関心のある方は、日本受精着床学会HP倫理委員会報告「非配偶者間における生殖補助医療の実施に関する見解と提言」をご参照ください。非配偶者間における生殖補助医療の実施に関する見解と提言
2008年08月29日 01:19 [医療・医学など]