院長ブログ

ねんきん特別便II

[プライベート]

先日私宛の「ねんきん特別便」に複数の空白があることを書きました。ずっと公的病院に勤務していても、安心はできないと申しました。今日帰宅すると、家内にも「ねんきん特別便」が届いており、やはり複数の空白があることが分かりました。家内は東京女子医大の卒業で、私立の大学や病院勤めが長かったのですが、安心はできないという点で一致しました。皆様もご注意ください。

2008年06月27日 23:49 [プライベート]

リプロダクティブヘルス・リプロダクティブライツ

[医療・医学など]

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リプロダクティブヘルス・リプロダクティブライツという言葉があります。日本語ではなんと訳したらいいでしょうか。「生殖に関する健康・権利」といってもピンときませんね。まだ日本では定着した概念ではないのかもしれません。言葉は別としてわれわれは、その健康・権利を守り、女性が子どもを作りたいときに作れるように必要な場合は手助けをします。

リプロダクティブヘルス・リプロダクティブライツを守る手段として腹腔鏡という大きな武器があります。単にお腹を切らない、術後の痛みが少ないというだけでなくより精密な手術が可能になります。リプロダクティブヘルスを守る切り札ともいえますが、まだまだ普及が十分とはいえません。これはわれわれの努力が足らないところもありますが、多くの方々が腹腔鏡に対する理解が十分でなく、なにか危険なもののように思われているからかもしれません。社会が進歩し人間の心も変わるように、医療・医学も進歩します。腹腔鏡の安全な普及に役立っていけることが私の望みです。

今週も毎日腹腔鏡で頑張りました。明日も明後日も腹腔鏡です。

2008年06月26日 23:55 [医療・医学など]

ねんきん特別便

[プライベート]

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今日は「ねんきん特別便」について一言。先日私のところにも年金記録のお知らせがまいりました。東大病院に始まり都立大塚と長野日赤が各一年ほどで空白のあるはずはないと思いつつ、封を開くと、研修医の昭和51年を初め、空白が数箇所も!社会保険庁に相談にいく時間もとれず、困っているところです。今日は思い切って専用ダイヤルに電話しましたが、「ただいまの時間は大変電話が込み合っています」のアナウンスが空しく流れるだけで、目的を達せませんでした。

皆さんも老後に備えて、年金記録には油断なく。

写真は年金手帳です。抱えているのはブルドックの妊婦さん。お腹が大きいのがわかりますか。左右は産科医と助産師さんです。

2008年06月25日 23:57 [プライベート]

子宮内膜症

[医療・医学など]

子宮内膜症は昔はまれな疾患といわれていました。最近では生殖年齢の女性の5-10%に見られ、不妊症とも関係し、若い人にも少なくなく、大きな問題となっています。

腹腔鏡下手術で治療することができるので、大勢の患者さんを診させてもらっています。今日も進行した4期子宮内膜症の腹腔鏡下手術でしたが、出血も少なくよい手術ができてホッとしているところです。

少年写真新聞に掲載されました。

2008年06月24日 23:57 [医療・医学など]

子宮筋腫

[医療・医学など]

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子宮筋腫は女性の3人に1人はもっていると言われるくらい、多いものです。一昔前は筋腫は40代後半の女性が多く煩い、子宮全摘手術がよくおこなわれてきました。ところが、最近では、子宮筋腫の好発年齢も低下傾向にある中、いざ妊娠しようという時に子宮筋腫が発見されることが大変増えてきているように思います。また逆に、妊娠出産が子宮筋腫発生のリスクを下げるという報告もありますので、妊娠や出産年令があがれば、その前に子宮筋腫ができてくるということもありえます。子宮筋腫はアラウンドフォーティーあるいは不妊症と関連した疾患にシフトしつつあるということもできます。

子宮筋腫の保存手術(筋腫だけ切り取る筋腫核出術)にも腹腔鏡下手術が応用されます。私は、1キログラム、2キログラムまで大きくなった子宮筋腫の核出手術には腹腔鏡を利用した腹腔鏡補助下筋腫核出術をおこなっています。今日も若手医師に手術のコツを教えながら、実施しました。実は15年ほど前に考え付き、学会でも発表したものです。この手術、発案者は私であることを知る人は多くないかもしれませんが、徐々に普及してきており、独り微笑んでいます。

写真は子宮筋腫のMRI画像です。それほど大きくはありませんが、丸く骨盤の中を占拠しています。

2008年06月23日 23:53 [医療・医学など]

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