院長ブログ

「授かるー不妊治療と子どもをもつこと」

[プライベート]

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悲願達成!

授かるー不妊治療と子どもをもつこと」(朝日出版社)は拙著ですが、不妊症で悩む人のため、これから子どもをもとうという人のため、心を込めて書いたものです。ケースレポートやその患者さんからのお便りは私の心の支えでもあります。

「授かる」はアマゾン等で購入することができ、売り上げ順位を出版物全体はもちろんジャンル別でもチェックすることが可能です。時々覗いてみると、不妊症部門では、アップダウンがありますが、まずまず上位にランクされ、今まで最高で2位でした。ところがなんと悲願の1位を達成したではありませんか。ご購読頂いた皆様に篤く御礼申し上げます。今後ともご愛読ください。

なお1位の座は早くも他の本に代わっておりますので、悪しからず。

2008年06月20日 23:46 [プライベート]

桜桃忌

[その他]

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今日6月19日は、作家・太宰治(1909〜48)の命日。没後60年にあたります。「斜陽」や「人間失格」といった代表作から無頼派作家・退廃的な作風といわれていますが、個人的には、子どもの時読んだ「走れメロス」あるいは「富嶽百景」などの作品から少し違った印象も持っています。名前も共通しますし、、

2008年06月19日 23:56 [その他]

アジサイ

[花と緑]

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鉢植えのアジサイを庭の片隅に移植して2年、今年は可愛い花を咲かせてくれました。最近昼間家にいることがないので、なかなか手入れもすることができませんでしたので、頑張って咲いてくれてありがとうという気持ちです。せめて追肥でもしてあげなくては。

花を育てるのも、人を育てるのも時間とエネルギーのいることです。大学時代は研修医の手術や新人研究者の実験の手ほどき、今でも腹腔鏡を教える機会はあります。そんな時、参考になるのは、「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」有名な山本五十六氏の言葉です。当然のことながら、山本元帥とは立場が違うので、「やってみさせてもらい、いいところをさがしほめさせてもらう」という感じですが、、

2008年06月18日 23:29 [花と緑]

堤治 堤治を超える

[プライベート]

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ヤフーで検索するとヒット数の多いものからリストされます。堤治を試すと「お茶の堤治(つつみじ)」というお茶屋さんがずっと一番にランクされていました。ところが、最近「Dr.堤治の世界」がトップに躍り出ました。そんなことで喜んでどうすると言われるかもしれませんが、皆様が検索してくださってのことであり、ありがたく思います。

もうひとつありがたいことに、父の日のプレゼントにお花を頂きました。今日も外来から手術室に綱渡りでしたが、部屋にもどってホッと一息、可憐な花に心癒されました。ありがとうございます。

2008年06月17日 23:59 [プライベート]

丸山和美看護部長

[山王病院・国福大]

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山王病院の今朝の朝礼では丸山看護部長のお話を伺いました。大変感銘深いお話で、以下紹介させてもらいます。

登場人物は3名いや4名でしょうか。

ディズニーランドのレストランでウエイターがご夫婦からお子様ランチの注文を受けました。不審に思ってたずねると「なかなか授からなかった子どもがようやく生まれたのだが、幼くして亡くなった。連れてきてあげられなかったディズニーランドに命日の今日、せめてもと来たのだ」と答えられた。

生殖医療に携わる私などはそこで涙をこらえるのが大変でした。

ウエイターの対応は、「それではどうぞ、二人席からご家族席に移られてごゆっくり」というものでした。

マニュアルでは大人にはお子様ランチは出さないのかもしれませんが、ウエイターさんのお客様に対する思いやりが、心のこもった御もてなしをさせたのです。ご夫婦はどんなにか嬉しく思ったでしょう。

物語の主人公の感性は、丸山さんが日ごろから、「患者様の声にじっくり耳を傾け、表情やしぐさなどからも相手の気持ちが汲み取れる豊かな感性を大切にしよう」と看護にあたっている精神と一致して、我々医療に携わるものが忘れてならないものです。

2008年06月16日 23:58 [山王病院・国福大]

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