院長ブログ

丸山和美看護部長

[山王病院・国福大]

blog image
山王病院の今朝の朝礼では丸山看護部長のお話を伺いました。大変感銘深いお話で、以下紹介させてもらいます。

登場人物は3名いや4名でしょうか。

ディズニーランドのレストランでウエイターがご夫婦からお子様ランチの注文を受けました。不審に思ってたずねると「なかなか授からなかった子どもがようやく生まれたのだが、幼くして亡くなった。連れてきてあげられなかったディズニーランドに命日の今日、せめてもと来たのだ」と答えられた。

生殖医療に携わる私などはそこで涙をこらえるのが大変でした。

ウエイターの対応は、「それではどうぞ、二人席からご家族席に移られてごゆっくり」というものでした。

マニュアルでは大人にはお子様ランチは出さないのかもしれませんが、ウエイターさんのお客様に対する思いやりが、心のこもった御もてなしをさせたのです。ご夫婦はどんなにか嬉しく思ったでしょう。

物語の主人公の感性は、丸山さんが日ごろから、「患者様の声にじっくり耳を傾け、表情やしぐさなどからも相手の気持ちが汲み取れる豊かな感性を大切にしよう」と看護にあたっている精神と一致して、我々医療に携わるものが忘れてならないものです。

2008年06月16日 23:58 [山王病院・国福大]

このページのTopへ戻る