院長ブログ

今できること

[医療・医学など]

被災された方々、関係者の皆様にお見舞い申し上げます。

産婦人科医として、役に立つ情報の中継でもできればと、ブログにも関連サイトを紹介しております。被災地とは離れておりますが、出産、腹腔鏡を用いる婦人科手術等でお役に立つことができれば、ぜひ協力したいと思います。勤務する山王病院でも、被災された方の診療に関して全科、全部門をあげて協力したいと考えております。該当することがありましたらご相談ください。

2011年03月28日 23:08 [医療・医学など]

水道水摂取について

[医療・医学など]

日本小児科学会、日本周産期・新生児医学会、日本未熟児新生児学会が協同で「食品衛生法に基づく乳児の飲用に関する暫定的な指標値100Bq/キログラムを超過する濃度の放射性ヨウ素が測定された水道水摂取」に関する見解をだしました。

http://www.jpeds.or.jp/pdf/touhoku_6.pdf

この見解も、現時点の汚染レベルでは短期間の摂取に大きな問題はなく、水分摂取を優先して考えてよいいうものでしょう。

2011年03月27日 23:22 [医療・医学など]

安全と安心

[医療・医学など]

日ごろ、安全で安心な医療を心がけていますが、この1、2週間は少し違った意味で安全と安心を考えさせられます。

水道水や野菜の放射性物質汚染が問題になります。汚染が基準値を超えれば、確かに安全とはいえないわけです。しかし、基準値の決定には有害な事象が起こらないと思われる値にさらに安心のために、10倍とか100倍をかけ余裕を持たせています。しかも365日越えた状態が続くのがいけないという時に、たった一日基準値を超えたということをどう判断すればいいでしょう。

安全の上にも安心をかけ、100かけ100で10000。万に一にもそなえるのも悪くありませんが、大変な時こそ冷静な判断が必要でしょう。以下の日本産婦人科医会のページはとても参考になると思います。「http://www.jaog.or.jp/News/2011/sinsai/fukusima_0325.pdf

ここにも添付しますので、ご覧になって安心して下さい。

こんなことは蛇足かもしれませんが、現状で、お子様を含めて東京から避難する必要はないと思います。冷静な対応を

2011年03月25日 23:59 [医療・医学など]

この度の東北関東大地震に被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。テレビや新聞などの報道で1000年に一度あるいは日本始まって以来の大震災に言葉を失っていました。なにかできることはないかと考え、日本産科婦人科内視鏡学会のホームページで、お見舞いを申し上げました。被災地域の会員にはメールも送信しましたところ、本日無事に復興医療に取組んでいることをお知らせ頂くと同時に、学会ホームページでも被災地で、乳幼児のお子様への授乳についてなど発信したらと提案いただきました。早速「災害時の乳幼児栄養に関する指針」をアップしました。

http://square.umin.ac.jp/jsgoe/index.html

日本産科婦人科学会等のホームページでも既に掲載されていますが、参考までに、ここにも掲示します。乳幼児栄養の指針

2011年03月24日 22:42 [医療・医学など]

水道水の汚染について

[医療・医学など]

昨日3月23日、都内の浄水場の水道水に軽微な放射性物質汚染の発表がありました。不安を感じられている方も少なくないと思います。以下の二つの学会からの案内は参考になりますので、ご参照ください。

日本産科婦人科学会「水道水について心配しておられる妊娠・授乳中女性へのご案内」

http://www.jsog.or.jp/news/pdf/announce_20110324.pdf

日本医学放射線学会「妊娠されている方、子どもを持つご家族の方へ」

http://www.radiology.jp/modules/news/article.php?storyid=912

私は産婦人科医ですが、放射性物質を使用したりして、胎盤や母乳への物質移行を研究してまいりました。その経験からも申し上げて、母体が摂取した放射性物質は胎盤を通過したり、母乳中に含有されうるが、現状で報告されている軽微な汚染は実害はありません。

もう一つ、長年の産婦人科医としての経験から言わなくてはいけないことは、「通常の水道水を飲んだり、使用せざるをえなかったとしても、ご自分を責めたり、パニックに陥ってはいけません。それはかえって胎児や未来のお子様によい影響をあたえません。」水道水について

2011年03月24日 22:42 [医療・医学など]

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