院長ブログ

専門医・認定医

[医療・医学など]

医学の世界も専門化が進んでいます。例えば、内科・外科・小児科それぞれに心臓や消化器、呼吸器などの専門家がいてより高度な医療をめざしているのです。

産科婦人科領域も、生殖医療、周産期医療、腫瘍(がん)治療など専門分化が進んでいます。私などは古い産婦人科医で、どの領域でも患者さんの必要に応じて診療させて頂いておりますが、学会活動では生殖医療や内視鏡手術を中心になっています。

今日は生殖医学会の生殖医療専門医の認定に関する委員会と産婦人科内視鏡学会の技術認定委員会が開催され、夜は委員会のはしごになりました。関心のある方は以下のサイトでご覧いただけます。

日本生殖医学会

http://www.jsrm.or.jp/

日本産科婦人科内視鏡学会

http://square.umin.ac.jp/jsgoe/gaiyou_aisatsu.html

2009年06月11日 23:21 [医療・医学など]

子宮がん

[医療・医学など]

今日、日本テレビの夜のニュース(ニュース23)で子宮がんのワクチンを取り上げていました。そこで子宮がんについてひとこと。

子宮がんといっても大きくわけて二種類あります。子宮の出口(入り口?)付近にできる子宮頸がんと内腔(本体部分)にできる子宮体がんです。

頸がんは組織型(細胞の性質)でいうと扁平上皮がんが圧倒的 に多く、最近ヒトパピローマウイルスの感染との関係が注目されています。性交によりパピローマウイルスに感染(性感染症)し後年子宮頸がんを発症すると 考えられています。初交年令の低下により子宮頸がんの発症年令も低下し、未婚者や妊娠して発見される子宮頸がんの取り扱いが問題になっています。

体がんは子宮内膜由来の腺がんが多く、閉経前後の女性に好発します。エストロゲン依存性疾患であり、リスク因子として高血圧、肥満、耐糖能異常、高脂血症等があげら れます。生活習慣病の一種とも考えることができます。

ワクチンは今年中には日本でも利用できる見通しのようですが、パピローマウイルスに対するもので、頸がんを予防するものです。10代の女性に投与して、将来のがん発生を抑制してくれると期待できます。

現在20代以上の方は年に一回の子宮がん検診で予防できます。山王病院でもできますので、ご相談ください。初診の方で検査を受けていない方には検診もお勧めしております。

2009年06月10日 23:59 [医療・医学など]

芝には目土

[花と緑]

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屋上緑化で芝を生育も手がけています。芝は伸びたら刈ることと目土と少々の肥料が大事です。いっぺんにできないので、一部分づつ目土をまいています。写真を見ていただくと一目瞭然でしょう。向かって右は10日ほど前に施した部分、中央はまきたて、左はこれから計画中の部分です。緑の濃さが違うでしょう。

芝生に限らず努力は報われます。いま一番努力しているのはもちろん日々の臨床です。

2009年06月08日 23:17 [花と緑]

つつみのゆ

[プライベート]

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日本人に生まれていいことの一つは温泉があることでしょうか。今日は外来の後、新幹線で一っ走りして温泉につかりました。

「含鉄ナトリウム塩化物強塩高温泉」でのれんには「つつみのゆ」。写真をとるのは子どもみたいですかね。

2009年06月06日 23:01 [プライベート]

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墜落産(墜落分娩)という言葉は辞書には載っていませんが、産科関係者なら知っているはずです。分娩の進行が早く、自宅や分娩施設に向かう途中でお産になってしまう場合です。難産を経験した方には信じられないでしょうが、トイレでいきんだら赤ちゃんがでてきたという話もあります。

墜落産を予防するには、陣痛が始まってから飛んできたのでは間に合わないことがあります。そうなりそうな患者さんには予め入院してもらうのが一番です。最近も、陣痛か?と思ったら1時間でお産になって入院しておいてもらってよかったと胸をなでおろした経験をしました。

2009年06月05日 22:37 [医療・医学など]

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