子宮がん
[医療・医学など]
今日、日本テレビの夜のニュース(ニュース23)で子宮がんのワクチンを取り上げていました。そこで子宮がんについてひとこと。
子宮がんといっても大きくわけて二種類あります。子宮の出口(入り口?)付近にできる子宮頸がんと内腔(本体部分)にできる子宮体がんです。
頸がんは組織型(細胞の性質)でいうと扁平上皮がんが圧倒的 に多く、最近ヒトパピローマウイルスの感染との関係が注目されています。性交によりパピローマウイルスに感染(性感染症)し後年子宮頸がんを発症すると 考えられています。初交年令の低下により子宮頸がんの発症年令も低下し、未婚者や妊娠して発見される子宮頸がんの取り扱いが問題になっています。
体がんは子宮内膜由来の腺がんが多く、閉経前後の女性に好発します。エストロゲン依存性疾患であり、リスク因子として高血圧、肥満、耐糖能異常、高脂血症等があげら れます。生活習慣病の一種とも考えることができます。
ワクチンは今年中には日本でも利用できる見通しのようですが、パピローマウイルスに対するもので、頸がんを予防するものです。10代の女性に投与して、将来のがん発生を抑制してくれると期待できます。
現在20代以上の方は年に一回の子宮がん検診で予防できます。山王病院でもできますので、ご相談ください。初診の方で検査を受けていない方には検診もお勧めしております。
子宮がんといっても大きくわけて二種類あります。子宮の出口(入り口?)付近にできる子宮頸がんと内腔(本体部分)にできる子宮体がんです。
頸がんは組織型(細胞の性質)でいうと扁平上皮がんが圧倒的 に多く、最近ヒトパピローマウイルスの感染との関係が注目されています。性交によりパピローマウイルスに感染(性感染症)し後年子宮頸がんを発症すると 考えられています。初交年令の低下により子宮頸がんの発症年令も低下し、未婚者や妊娠して発見される子宮頸がんの取り扱いが問題になっています。
体がんは子宮内膜由来の腺がんが多く、閉経前後の女性に好発します。エストロゲン依存性疾患であり、リスク因子として高血圧、肥満、耐糖能異常、高脂血症等があげら れます。生活習慣病の一種とも考えることができます。
ワクチンは今年中には日本でも利用できる見通しのようですが、パピローマウイルスに対するもので、頸がんを予防するものです。10代の女性に投与して、将来のがん発生を抑制してくれると期待できます。
現在20代以上の方は年に一回の子宮がん検診で予防できます。山王病院でもできますので、ご相談ください。初診の方で検査を受けていない方には検診もお勧めしております。
2009年06月10日 23:59 [医療・医学など]