院長ブログ

小さい秋

[花と緑]

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「午前は外来、午後手術」という枕詞にはブログをご覧の皆様きっと飽きてこられたでしょう。今日も同様でしたが、夕方は6時に友人が誕生会を開くというので顔をだしてきました。

山王病院にもどって、病棟を回診し、明日のスライドを作って帰宅。鉢植えのナナカマドの紅葉が進んでいるのにびっくり。皆様にもみてもらおうとシャッターをきりました。

2008年10月03日 23:48 [花と緑]

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午前中は外来と病棟を行き来、午後は帝王切開と腹腔鏡手術で手術室と病棟を行き来。大学院の講義スライドの完成は午後5時半となり、赤坂キャンパスに向う。

1978年の世界初の体外受精児ルイーズちゃんの誕生からちょうど30年、私の「初期胚の代謝」研究も30年近くとなりました。講義のはじめには昔撮ったヒト卵子や胚の写真も示して、初期胚代謝の研究がどのように臨床に活かせるかも結構熱く語りました。

写真は卵胞から採取されたばかりの卵子と卵丘細胞です。真中に卵子、周囲に卵子を養う無数の卵丘細胞が輝いています。

2008年10月02日 20:02 [山王病院・国福大]

初期胚の代謝

[山王病院・国福大]

明日、国際医療福祉大学大学院の講義を南青山のサテライトキャンパスでおこないます。国福大の本校は栃木県大田原ですが、東京・小田原・熱海・福岡・大川・熊本のキャンパスがオンラインで結ばれ、地方にいても大学院で学ぶことができるという特徴があります。

国福大大学院保健医療学専攻の生殖補助医療胚培養分野の講義で、「初期胚の代謝」というテーマでお話するのですが、実はこのテーマは私の産婦人科医としての原点ともいえるものです。

昭和54年に東大産婦人科で研究を始めようという時に、当時の坂元正一教授と研究テーマを相談させて頂く機会がありました。坂元先生は「君は生化学と生理学ではどちらが興味あるかね?」と聞かれたのですが、今考えると前者が卵子や胚を扱う生殖医療、後者は胎児の発育や異常を扱う周産期医療であったと思います。

生化学とお答えして、その後30年近く学んできた初期胚の研究成果を話できるのは嬉しいことですが、話したいことが山のようで、整理をするのが難しく、明日までにできるか心配しながら、とりあえずブログに報告しております。

2008年10月01日 22:58 [山王病院・国福大]

たんぽぽ

[医療・医学など]

「たんぽぽ」とは、子宮筋腫・内膜症体験者の方々の会(自助グループ)です。http://tampopo.bcg-j.org/

ネットや出版物、電話相談などをされておられますが、セミナーも開催されます。私も講師としてお話させてもらったこともあります。

今回11月15日(土)にセミナーを開くご案内を頂いたので、紹介いたします。タイトルは「子宮内膜症・子宮腺筋症どうやって選ぶ?わたしにあった治療法PART?〜薬物治療とその選択〜 」とのことです。

子宮内膜症の治療の切り札は腹腔鏡手術ですが、再発や手術をおこなうタイミングの問題もあり、薬物療法も大切です。最近はルナベルという低用量ピルも保険適用になったり、選択肢も増えています。ご関心のある方は、下記をご参照ください。        

                              

日 時 2008年11月15日(土)14:00-16:30(開場13:30)

場 所 東京ウィメンズプラザ 視聴覚室 東京都渋谷区神宮前5-53-67

講 師 百枝幹雄東大講師

2008年09月30日 23:31 [医療・医学など]

9月29日

[その他]

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お彼岸を過ぎて、急に秋も深まりましたね。院長室の朝顔を観られるのもあとわずかでしょうか。

今日の朝礼では山沖副院長が医療安全について自分の個人的体験を含めてユーモラスに解りやすい話をしてくださいました。今週もよい医療を目指して皆で頑張ろうというのはよいことでしょう。

午前中の外来では大勢の患者さんを拝見いたしました。東大で私にかかっておられた方々も初診でみえて、なつかしく嬉しく思いました。外国人で妊娠初期の方が一時帰国したいというので、紹介状も書きましたが、ヨーロッパまでは長い道のりで、少々不安に思い、こちらのメルアドや電話番号もそえて万一にそなえました。

午後は子宮筋腫と子宮内膜症を併発された患者さんの腹腔鏡手術にせいをだし、一息つく間もなく、骨盤位(逆子)の救急帝王切開で日が暮れました。

昨日秩父の実家のコスモスを紹介しました。黄色いのが珍しく念のため電話で確認したところ、普通のコスモスとは種が異なる(キバナコスモス)ことが解りましたので申し添えます。

2008年09月29日 23:49 [その他]

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