院長ブログ

成田から

[海外出張・旅行]

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アジアパシフック婦人科内視鏡学会の学術集会が台湾で開かれるため理事長の私も招待され、講演もおこないます。ただいま成田から台湾行きの飛行機に乗り込みます。できればタイワンでもブログを更新したいと思いますが、ネット環境などは不明ですので、しばらく不可能かもしれません。では最終案内がアナウンスされていますので、ごきげんよう。

ところで写真はなんだかわかりますか。

車で成田に向かう途中高速道が渋滞で止まったところ、前のタンクローリー車の丸い背面に自分の車が映っていたので、珍しいのでバチッツとしました。

2008年05月15日 13:25 [海外出張・旅行]

ビスフェノールA

[医療・医学など]

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「ビスフェノールA基準以下でも胎児に影響」という記事を目にしました。

「プラスチック製品の原料になる化学物質ビスフェノールAが、現行の安全基準以下でも胎児や新生児に影響を与えることを国立医薬品食品衛生研究所(衛生研)などがラット実験で確認した。厚生労働省はこのデータを踏まえ、内閣府の食品安全委員会に評価を諮問する検討に入った。」と毎日新聞が伝えました。米政府もこの4月、「胎児や子供の神経系や行動に影響を与えたり、女子の早熟を引き起こす恐れがある」とする報告書をまとめています。

ビスフェノールAは私たちもこの10年研究を続けてきたもので、様々な研究者が別々な仕事をしてもいつかは真実にいきつくのだとの思いを深くしました。だから科学サイエンスは面白い。上記研究は母ねずみにビスフェノールAを与えて子どもへの影響をみたものです。私たちの研究では受精卵(初期胚)の時にも作用するという成績やヒトの臍帯や羊水にも相当濃度に検出されることがわかっています。世界的な雑誌に報告してきたことは、このホームページの業績欄でもお分かり頂けると思います。拙著「環境生殖学入門」でもビスフェノールAのことを詳しく説明していますのでご参照ください。

関連告知ですが、環境ホルモン学会(日本内分泌撹乱化学物質学会 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsedr/)は、

環境ホルモンの研究に関する情報交換や成果の発表の場として、1998年6月に発足した学会です。「胎生期環境と遺伝子の相互作用からみた疾病素因の形成」をテーマに第19回講演会を6月10日東京江戸博物館で開催します。ご興味ある方はぜひご参加ください。

2008年05月14日 22:22 [医療・医学など]

東大医学部本館

[その他]

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今日は朝8時から会議出席のため久しぶりに東大に来ました。医学部本館は私が入学した昭和45年とまったく変わらぬ佇まいで38年がたったとは思えませんでした。「年々歳々人同じからず」の感あり。向かって左の木は大きくなったかな。そこで写真を一枚。

夢からさめて山王病院にもどり、これから午前の外来、午後は比較的難度の高い子宮内膜症の腹腔鏡下手術、夕方は会議と現実の世界に戻ります。

2008年05月13日 10:05 [その他]

天の時・地の利・人の和

[山王病院・国福大]

孟子は中国の戦国時代(紀元前)の儒学者です。昨日の母の日にちなむと、孟子の母親は教育に熱心で、孟母三遷という言葉もあるのはご存じでしょう。数々の名言が残されていますが、その一つに「天の時は地の利に如かず、地の利は人の和に如かず」があります。

山王病院では毎週朝礼がおこなわれ、私もお話をさせてもらう機会があります。今日の朝礼では、「天の時・地の利・人の和」を引合に新米院長の挨拶をいたしました。本来の孟子の言葉からはすこしずれますが、よい医療が求められているのは天の時かもしれません。港区赤坂は地の利があるともいえます。それより大事なのは、患者さん本位の山王病院の理念のもとに職員全員が心を一つに努力することといえましょう。山王病院がよりよい医療を提供できるよう私もがんばります。

2008年05月12日 19:02 [山王病院・国福大]

母の日

[プライベート]

今日は母の日皆さんはお母さんにカーネーションを送りましたか。

母や女性に感謝し祝う風習は昔からあったようですが、「母の日」を5月の第2土曜に定めたのは、1914年アメリカ議会で、カーネーションを含めアンナさんという女性の呼びかけがもとであったと聞きます。

私はといえば、実家の両親が上京し、山王病院の近くで昼食を一緒に食べました。午前の外来が予定より長引いたので遅刻してしまいましたが、久しぶりに家族団欒を楽しめました。両親が健在でいてくれることは本当にありがたいことです。

余談ですが、私の祖父は1900年生まれ、私は1950年、孫は2000年を少し過ぎて生まれましたがおよそ25年を一世代と考えることができます。子どもの頃算数好きな私は、祖父を起点に子どもを二人もつとして計算してみました。子孫は2000年には16人でこれはクリアしています。2100年は256人、2200年には4096人。これ位はいいとして、2400年はおよそ100万人、2600年には2億5600万人になりました。もちろん、そんなはずはなく、閑話休題でこれ以上の説明は省き、仕事に戻ります。

2008年05月11日 19:01 [プライベート]

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