「女性の病気と腹腔鏡」(かまくら春秋社)という書名の一般向け啓蒙本を書き上げました。来月中には上梓されると思います。対象は女性に限らないのですが、特に子宮や卵巣などの病気で手術を必要とする方には必読の書のつもりです。

病気に対する正しい理解が適切な治療を可能にします。子宮筋腫にも様々なタイプがあり、治療しなくてもいいものが大半です。治療を必要として手術する場合も、腹腔鏡や子宮鏡を使用すれば従来の開腹手術を回避することができます。

画像に3つのタイプを示しました。どれがどれだかわかりますか。

かまくら春秋社から「女性の病気と腹腔鏡」という一般向けの著書を刊行予定です。今日は最終稿の校正をおこない、編集者の方にお渡ししました。腹腔鏡の勧めのような内容ですが、全力を傾注したもので、出来上がりが楽しみです。皆様にもご覧頂き、ご批判賜りたいと存じます。

今日は生殖医学会のランチョンセミナーで柴原先生の講演の司会をしました。内容はある種の排卵障害に対する新しい内視鏡治療で、ハイドロラパロスコピーのお話をされました。これから不妊症治療の一手段として注目されており、会場は一杯になる盛況でした。私も以前ブログでも取り上げたように興味をもっており、大変いい勉強になりました。

それにも増して勉強になったのは柴原先生がメタボ対策にランニングを始め、毎月の走行距離を延ばし、体重を減らし、ついにフルマラソンにデビューしようというお話でした。ゴルフもハンデ17の腕前とお聞きし、見習いたいと思った次第です。

写真は学会雑誌表紙の神戸の夜景からとったものです。

日本生殖医学会は旧日本不妊学会です。今回は神戸で開催され、第53回と日本の生殖医療の道しるべのような存在でもあります。神戸といえば、夜景ですね。船上から撮った写真を一枚プレゼントします。

東海産婦人科内視鏡懇話会は静岡、愛知、岐阜、三重の4県からなる内視鏡の研究会で第10回の特別講演に招かれて、名古屋に参りました。

会場の名古屋駅前ミッドランドホールはトヨタ本社のビル内にあり、大変立派で感激しました。名古屋の活況を象徴するようでもあります。

講演タイトルは「婦人科腹腔鏡の現況と将来展望」で産婦人科内視鏡学会の認定制度や将来像を語らせて頂きました。ご参加の皆様ご清聴ありがとうございました。