院長ブログ

エストロゲン依存性疾患

[医療・医学など]

エストロゲン依存性疾患というと耳慣れないかもしれませんが、子宮筋腫や子宮内膜症などエストロゲン=月経に関係した女性の病気です。エストロゲン依存性疾患が増加しているのは日本だけでなく、文明国に共通した問題です。一人っ子政策をとる中国でもその傾向が著明なことは、中国で腹腔鏡手術をするときにも感じます。

今週月曜から木曜の今日まで山王病院で、毎日腹腔鏡手術をしましたが、4人の患者さんすべて子宮筋腫をおもちでした。同時に皆さん卵巣嚢腫も合併しておられ、そのうち少なくとも3人はチョコレート嚢腫(子宮内膜症)でした。以前ブログでリプロダクティブヘルス・ライツに触れました。エストロゲン依存性疾患は不妊の原因になることも多く、早期の対応が必要になります。最近山王病院でも手術患者さんが、増加しておりますが、待ち時間を短く保つために努力しておりますので、お心当たりの方は、ご心配、ご遠慮なく受診ください。

2008年08月07日 23:59 [医療・医学など]

コッピー

[プライベート]

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コッピーはコパフィンという魚の愛称で、我が家には三匹が生息しています。丈夫で育てやすいということ、確かに元気に泳いでいます。オス・メスが同居していると繁殖すると能書にありますが、コッピーのオスメスは私にはわからず、生殖能力は今のところ未知です。水槽の中で集合写真を撮りましたが三匹いるのがわかりますか。

2008年08月05日 23:38 [プライベート]

朝礼で院長挨拶、午前中は外来。午後の手術は推定1キロの子宮筋腫と、卵巣子宮内膜症合併例。診察やMRI所見で大きさが大きいだけでなく、癒着もあるので大変と思っていましたが、腹腔鏡でみると、お腹の中は癒着が想像以上に強く剥離操作に時間がかかりました。長時間の手術、患者さんもご家族も、医療スタッフもご苦労様でした。

2008年08月04日 23:59 [山王病院・国福大]

読売新聞「病院の実力」

[山王病院・国福大]

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子宮筋腫や子宮内膜症の治療に腹腔鏡が用いられ成果をあげています。今日の読売は産科婦人科内視鏡学会技術認定医にアンケート調査をおこなった結果を中心に「病院の実力」紙面を作っています。

地方版には認定医がいる病院の手術までの待ち時間も回答した医師ごとに列挙されています。一年以上がざらの中、山王病院は堤の場合1ヶ月、藤原君のところは3ヶ月となっています。これは医師によって待ち時間が違うのではありません。アンケート調査は昨年分で、調査用紙を頂いた時点で、私はすぐに回答し、その時点では1ヶ月待ちだったのです。おそらく藤原君は回答期限ギリギリに返事をだしたのでしょう。その時点で待ち時間が増えて3ヶ月になったということです。

5月7日「手術枠」で述べたように、4月は待ち時間ゼロでしたが、患者さんが増えて、手術件数も増えて、待ち時間も増えてしまいました。院内の協力を得て、待ち時間をこれ以上延ばさないようにするのも、病院の実力、院長の使命でしょう。頑張ります。

2008年08月03日 22:03 [山王病院・国福大]

内視鏡学会閉幕

[国内出張・旅行]

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今朝は7時半から評議委員会。シンポジウムは「子宮内膜症と腹腔鏡」、杉本賞受賞講演は佐藤和雄先生、招請講演は韓国のNam教授で「腹腔鏡を用いた子宮がんの手術」とインパクトの高い講演が続く。午後は総会で理事長として司会進行、夕方の閉会式まで長い一日でした。学会は最新の医学知識を交換し、勉強する場ですが、産婦人科内視鏡学会の活動は社会への還元というか、国民の福祉・健康に役立とうという高い目標があります。内視鏡手術は若い医師や医学生にも魅力があり、産婦人科医を目指す一つの目標ともなると期待しています。48回大会長石塚先生、主宰校の聖マリアンナ医科大学の皆様ご苦労さまでした。49回を担当する高知大学深谷先生来年はよろしくお願いします。

写真は閉会式後、石塚会長、深谷次期会長と一緒に撮りました。向かって左の石塚先生に安堵の顔を読み取れますか?

2008年08月02日 21:20 [国内出張・旅行]

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