院長ブログ

8月12日

[その他]

午前の外来が終わって、午後の腹腔鏡下手術へ。今日の患者さんも子宮内膜症(チョコレート嚢腫)と子宮筋腫を合併しておられる。筋腫は症状もないのであえて手をつけず、子宮内膜症の除去手術のみをおこないました。癒着病変も直腸と卵巣の間を含めて処置しましたが、1時間で終了ことができてスッきり。久しぶりに明るさの残るうちに帰宅して芝とバラのご機嫌を伺おうとするも、首都高速5号線の熊野町周辺の渋滞等で挫折。

テレビをつけると、男性アナウンサーと女性アナウンサーが紅白対抗でクイズや歌をうたう番組が目に入りました。普段は厳粛な顔でニュースを報道するアナウンサーの素顔・笑顔がみることができたり、「12」の英語のスペルをあがって間違えたり、最後のセッションではプロ級の歌唱力をもつ女子アナさんもいて見入ってしまいました。

テレビ等みる時間はなかろうと思われるかもしれませんが、現代社会を生きていくのに、テレビからの情報なしではいけません。余談ですが、私なども、子どものころはテレビをみながら、レコードを聞き、読書や勉強をしていたものです。その結果がどうでるかは、「棺覆って人事定む(事定まる)」でしょうか。

2008年08月12日 23:58 [その他]

生殖医療の難しさ

[医療・医学など]

生殖医療に携わって何十年もたちますが、いつもその難しさをかみ締めています。

妊娠の成立には卵子、精子、卵管と子宮が必須と考えられてきました。体外受精は卵管がなくとも妊娠を可能にしました。その応用は卵子提供、精子提供、子宮提供(代理懐胎)という問題を提起しています。

もう一つは生殖医療を必要とする方々は基本的には健康で通常の意味では病気を患っているわけではありません。健やかに社会生活を送られているクライアントの子どもをもちたいという気持ちになかなか答えられない時が、医師として一番辛い時かもしれません。

2008年08月11日 23:59 [医療・医学など]

“朝顔に つるべ取られて もらい水”

[花と緑]

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「朝顔に つるべ取られて もらい水」は江戸時代の女流俳人・加賀千代女の句です。水を汲むつるべに朝顔がまきついたので、使うわけにいかず、もらい水をしたという作者の優しい心がしのばれますね。山王病院の院長室の窓際には件の朝顔市でわけてもらった朝顔が毎日咲いています。水をあげるのが日課ですが、本当はつるべの代わりになにか用意してあげないといけませんね。

2008年08月10日 23:18 [花と緑]

「帰去来兮」 陶淵明

[プライベート]

北京オリンピックにちなむわけでもありませんが、中国の詩人陶淵明に「帰去来兮」があります。「帰りなんいざ 田園将に荒れなんとす なんぞ帰らざる」が有名でしょう。今日は午前中外来、午後手術でしたが、日暮れ前に帰宅して、屋上に上がりました。自慢の芝生には雑草が勢いよく生えていました。たまには手入れをと、蹲っているうちに、日が翳っていきます。そういえば、このごろ、東大時代からの患者さんなどに、外来で、「お大事に」とか「先生もお体に気をつけて」といわれる頻度が増えていました。「雨にも負けず、風にも負けず」頑張り続けますが、芝生やバラも大事にしますね。

2008年08月09日 23:58 [プライベート]

北京オリンピック開幕

[その他]

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北京には学会や腹腔鏡手術のデモでこの数年よくいっていたので、「鳥の巣」のできあがる過程も目にしていました。それだけに今日の開会式が中国の歴史と今を伝える素晴らしい出来栄えで嬉しく思いました。中日友好病院の皆さんも楽しんでいることでしょう。ご機嫌よう。

写真は「鳥の巣」がみあたらなかったので、「万里の長城」で代用。

2008年08月08日 23:12 [その他]

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