ガン・ガーン
[医療・医学など]
今までも気がつかなかったわけではありませんが、今回の第11回国際内視鏡外科学会で強く感じたことは、日本の婦人科腹腔鏡はガンの手術で大変立ち遅れています。他の外科領域ではすでにガンの治療に腹腔鏡が導入され、普及しつつあります。
婦人科では、欧米のみならず、隣国の韓国や台湾でも普及が進んでおり、その手術映像や成績のよさに圧倒されます。日本ではわずかに一部私費診療でおこなわれているのが現状です。その場合、患者さんの医療費負担は保険診療の場合の10倍もするようです。
産婦人科内視鏡学会の理事長として、この状態を打開すべく努力したいと思います。ご関係の各位にはご支援ご協力をお願いします。
婦人科では、欧米のみならず、隣国の韓国や台湾でも普及が進んでおり、その手術映像や成績のよさに圧倒されます。日本ではわずかに一部私費診療でおこなわれているのが現状です。その場合、患者さんの医療費負担は保険診療の場合の10倍もするようです。
産婦人科内視鏡学会の理事長として、この状態を打開すべく努力したいと思います。ご関係の各位にはご支援ご協力をお願いします。
2008年09月04日 22:37 [医療・医学など]
腹腔鏡の父
[医療・医学など]

コウさんは多忙の中今回の国際内視鏡外科学会にも参加頂き、久しぶりに記念写真を撮りました。向かって左のリーさんは私が理事長を勤めるAPAGE(アジアパシフィックの婦人科内視鏡学会)の創設に尽力し現在も事務局を勤めるいわば腹腔鏡の母です。
2008年09月03日 23:59 [医療・医学など]
第11回国際内視鏡外科学会
[医療・医学など]

本日のオープニングセレモニーには皇太子殿下のご行啓も賜り、流暢な英語のご挨拶に、ご自身の内視鏡によるポリープ切除の経験も語られました。患者さんの目線からのお言葉は大変説得力があり、参加者の心に残るものでした。
2008年09月02日 23:34 [医療・医学など]
保母るつ子先生
[山王病院・国福大]

ご縁があり、この度山王病院で一緒に働いてくれることになりました。腹腔鏡下手術を得意していますので、増加する手術患者さんのニーズに対応してくれると思います。妊婦さんや出産にも力を発揮してくれるでしょう。皆さんもよろしくお願いします。
私はといえば、朝礼で山王病院の職員の方々に挨拶し、分娩の誘導(計画分娩)をスタートし、午前の外来を昼過ぎまで頑張り、腹腔鏡手術を実施し、無事出産に立会い、病院の運営に関する会議に出席することができました。帰宅して産科と婦人科向け腹腔鏡入門原稿と一般向け「女性の病気と腹腔鏡」に取り組みましたが、完成は明日以降になってしまいます。督促を頂いている編集者の方すみませんです。
2008年09月01日 23:53 [山王病院・国福大]
第26回日本受精着床学会(福岡)
[医療・医学など]
日本受精着床学会(受着)の総会・学術講演会が田中温会長のもと福岡国際会議場で開催されております。常務理事会などがあり、私は27日から福岡に滞在中ですが、いつきても福岡は活気があるいい街だと思います。
本日の講演で特に注目を集めたのは、「実母による代理出産」(根津八紘氏)であったと思います。奥さんに子宮がないご夫婦が他人の子宮をかりて子どもをえる代理懐胎の実施は日本では公には認められていません。報告には61歳の実母による出産も含まれていました。
公式に認められていない治療を学会で取り上げることにも議論があるかもしれませんが、不妊症の患者さんを現場で診療にあたる医療関係者を中心とした学会が、代理懐胎の現状に目を向けることは意義があるといっていいでしょう。
生命倫理、生殖倫理には100人の人がいれば100とおりの考え方があると思われます。日本学術会議の答申を受けて法制化が進むことでしょうが、受着は生殖医療に携わる者の立場から発言していく必要もあると感じました。
関心のある方は、日本受精着床学会HP倫理委員会報告「非配偶者間における生殖補助医療の実施に関する見解と提言」をご参照ください。非配偶者間における生殖補助医療の実施に関する見解と提言
本日の講演で特に注目を集めたのは、「実母による代理出産」(根津八紘氏)であったと思います。奥さんに子宮がないご夫婦が他人の子宮をかりて子どもをえる代理懐胎の実施は日本では公には認められていません。報告には61歳の実母による出産も含まれていました。
公式に認められていない治療を学会で取り上げることにも議論があるかもしれませんが、不妊症の患者さんを現場で診療にあたる医療関係者を中心とした学会が、代理懐胎の現状に目を向けることは意義があるといっていいでしょう。
生命倫理、生殖倫理には100人の人がいれば100とおりの考え方があると思われます。日本学術会議の答申を受けて法制化が進むことでしょうが、受着は生殖医療に携わる者の立場から発言していく必要もあると感じました。
関心のある方は、日本受精着床学会HP倫理委員会報告「非配偶者間における生殖補助医療の実施に関する見解と提言」をご参照ください。非配偶者間における生殖補助医療の実施に関する見解と提言
2008年08月29日 01:19 [医療・医学など]