院長ブログ

丸山和美看護部長

[山王病院・国福大]

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山王病院の今朝の朝礼では丸山看護部長のお話を伺いました。大変感銘深いお話で、以下紹介させてもらいます。

登場人物は3名いや4名でしょうか。

ディズニーランドのレストランでウエイターがご夫婦からお子様ランチの注文を受けました。不審に思ってたずねると「なかなか授からなかった子どもがようやく生まれたのだが、幼くして亡くなった。連れてきてあげられなかったディズニーランドに命日の今日、せめてもと来たのだ」と答えられた。

生殖医療に携わる私などはそこで涙をこらえるのが大変でした。

ウエイターの対応は、「それではどうぞ、二人席からご家族席に移られてごゆっくり」というものでした。

マニュアルでは大人にはお子様ランチは出さないのかもしれませんが、ウエイターさんのお客様に対する思いやりが、心のこもった御もてなしをさせたのです。ご夫婦はどんなにか嬉しく思ったでしょう。

物語の主人公の感性は、丸山さんが日ごろから、「患者様の声にじっくり耳を傾け、表情やしぐさなどからも相手の気持ちが汲み取れる豊かな感性を大切にしよう」と看護にあたっている精神と一致して、我々医療に携わるものが忘れてならないものです。

2008年06月16日 23:58 [山王病院・国福大]

関東連合

[医療・医学など]

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今日は午前中は外来、午後は「関東連合」に参加してきました。というとなんだそれは?と思われますね。正式には第115回日本産科婦人科学会関東連合地方部会で、関東地方の産婦人科医の学術集会です。今回は慶應義塾大学吉村泰典教授が大会長で、都市センターホテルを会場に開催されました。

アフタヌーンセミナーで対馬ルリ子先生が講演をされ、私は座長を務めました。女性医療といえば、対馬先生の名前が挙がる位高名な先生で皆さんご存知でしょう。実は先生は医学部卒業後、東大産婦人科で医師生活を開始され、私は研修医以来存じあげ、ご活躍を嬉しく拝見しています。

今日のテーマは「女性ホルモンで拓く女性医療の新時代」で、月経痛や子宮内膜症など女性特有の症状や疾患をどう診ていくか、長年の経験に基づいたお話を伺うことができました。特に最近子宮内膜症の治療薬として認可された低用量ピルの一種「ルナベル」の使用経験は、今後女性医療に携わるものにとって、明日から役に立つ大変貴重なお話でした。

写真は会場前の対馬先生と私。

2008年06月15日 23:47 [医療・医学など]

めざクラ

[プライベート]

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「めざクラ」は「ギンザめざましクラシックス」として、『クラシックをもっと身近に』というコンセプトのもと、バイオリニスト高嶋ちさ子さんとフジテレビアナウンサー軽部真一さんがプロデュースして、1997年9月銀座の王子ホールでスタートしたそうです。今日は第44回「ディズニーナイトをあなたに」公演を拝見しました。ゲストの伊東恵里さん、森久美子さんの歌声も素晴らしく楽しい時間を過ごせました。

さて昨年9月ダイオキシン2007という国際学会が東京で開催されました。http://www.dioxin2007.org/data/index.html

開会式には皇太子殿下のご行啓も頂き、格調高い英語のスピーチに世界中の研究者が感動しました。実はその開会式に高嶋ちさ子さん(12人のバイオリニスト)が参加くださり、アトラクションとしてバイオリン演奏を頂きました(写真)。音楽の力はもちろん、ちさ子さんの母乳保育をする母親としてのトークも参加者全員に強いインパクトを与えました。

お蔭さまでダイオキシン2007は大成功でした。この場を借りて御礼申し上げます。

2008年06月14日 23:58 [プライベート]

日本受精着床学会

[医療・医学など]

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今日は朝から夕方まで外来、合間に術前、術後の入院患者さんを診て、夜は日本受精着床学会の常務理事会に参加しました。連日の学会会議で大変ですが、全国各地から参集される役員の皆さんのご苦労からみれば、地元東京のものは文句を言うことはできません。

受精着床学会は「受精ならびに着床に関する研究を推進して、生殖学の発展に寄与し、人類の幸福に貢献する」目的で1982年設立されました。もう四半世紀前になりますが、信濃町の慶應大学で開催されたその準備会に参加したのを憶えています。http://www.jsfi.jp/index.html

私は編集担当で、邦文の学会雑誌(写真)と英文誌(RMB)に関係しています

2008年06月13日 23:49 [医療・医学など]

技術認定委員会

[医療・医学など]

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日本産科婦人科内視鏡学会の歴史は1973年に遡りますが、産婦人科領域の内視鏡の技術向上と安全な普及に努めてまいりました。事業の一つとして、技術認定制度を立ち上げております。その目的は、「産婦人科領域における内視鏡下手術に携わる医師の技術と知識を評価し、内視鏡下手術を安全かつ円滑に施行する者を認定し、本邦産婦人科領域における内視鏡下手術の発展と普及を促し、さらには国民の健康維持に寄与する」ことです。制度発足以来すでに5年が経過し、約200名が認定を受けています。

今日は技術認定委員会で、新規申請された方の合否判定で、先ほどまで白熱した議論をかわしていました。その結果は近い将来学会ホームぺージに公開します。主治医選びにも参考になると好評を頂いております。ご興味のある方はご覧ください。

学会サイト:http://square.umin.ac.jp/jsgoe/gaiyou_aisatsu.html

2008年06月12日 23:59 [医療・医学など]

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