卵巣奇形腫
[医療・医学など]

卵巣奇形腫はけっして稀なものではありません。今日の手術も腹腔鏡下に奇形腫を摘出するものでした。奇形腫で思い出すのは、私が研修医の時、病棟医長の水口先生が奇形腫は卵巣摘出でなく、卵巣を残し、温存する核出手術をすべきだと指導くださったことです。その後30年以上その教えを守り、後輩にも指導しています。医学も日進月歩で、私が一つ付け加えたのは、腹腔鏡下手術ですべきだということです。日本産科婦人科内視鏡学会の理事長という立場にもあり、腹腔鏡の普及には努めておりますが、まだ道半ばという感もあります。
このブログをご覧の皆様には、卵巣奇形腫などの良性卵巣腫瘍には卵巣を温存する核出手術を腹腔鏡下におこなうことができるということを記憶にとどめ、なにかの節にはご友人にもお教え頂き、腹腔鏡下手術の普及にご協力頂ければ幸いです。写真は手術風景、皆がモニター画面に集中しています。
2008年06月21日 23:44 [医療・医学など]
「授かるー不妊治療と子どもをもつこと」
[プライベート]

授かるー不妊治療と子どもをもつこと」(朝日出版社)は拙著ですが、不妊症で悩む人のため、これから子どもをもとうという人のため、心を込めて書いたものです。ケースレポートやその患者さんからのお便りは私の心の支えでもあります。
「授かる」はアマゾン等で購入することができ、売り上げ順位を出版物全体はもちろんジャンル別でもチェックすることが可能です。時々覗いてみると、不妊症部門では、アップダウンがありますが、まずまず上位にランクされ、今まで最高で2位でした。ところがなんと悲願の1位を達成したではありませんか。ご購読頂いた皆様に篤く御礼申し上げます。今後ともご愛読ください。
なお1位の座は早くも他の本に代わっておりますので、悪しからず。
2008年06月20日 23:46 [プライベート]
桜桃忌
[その他]

2008年06月19日 23:56 [その他]
アジサイ
[花と緑]

花を育てるのも、人を育てるのも時間とエネルギーのいることです。大学時代は研修医の手術や新人研究者の実験の手ほどき、今でも腹腔鏡を教える機会はあります。そんな時、参考になるのは、「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」有名な山本五十六氏の言葉です。当然のことながら、山本元帥とは立場が違うので、「やってみさせてもらい、いいところをさがしほめさせてもらう」という感じですが、、
2008年06月18日 23:29 [花と緑]















