授かる
病院に行く前に知っておきたい、不妊治療のすべて
子どもができないと悩むカップル…7組に1組
いまやカップルの「7組に1組」といわれるほど増えている不妊症—その原因・治療法をわかりやすく丁寧に解説します。語り手は、30年にわたって不妊症を診てきた東京大学医学部産婦人科の堤治教授。患者さんの篤い信頼をかちえている斯界の第一人者です。
不妊治療で悩んでいるひと(カップル)、いま治療を受けているひと(カップル)、治療を受けないという選択をしたひと(カップル)—さまざまな立場の読者を想定し、「どんな治療をどこまで受けるか」を丁寧に解説します。実際の治療例を多数紹介していますので、きっとあなたの役に立ちます。
こころとからだにゆっくり効く、不妊症を乗り越えるための「処方箋」です。
目 次
1章 変わりつつある「生命の始まり」 — 妊娠成立のシナリオと生殖医療2章 見えてきた生殖の壁 — 子宮内膜症/子宮筋腫/性感染症/環境ホルモン
3章 子をもつ希望と倫理の狭間で—複雑化する家族/クローン/出生前診断
[付録]
不妊治療をおこなっている全国医療施設/医療情報リンク集
用語集
治療を受けた患者さんからのお手紙
本書から
「本書は、単なる技術解説に留まらず、現代人が子どもをもつということ、あるいは近年社会問題になっている生殖医療の適用範囲(代理懐胎、着床前診断など)についても考えていきたいと思います。「科学技術と倫理」の葛藤は、生命の誕生の場面に色濃くあらわれるからです。社会の多くの皆さんに生殖医療の現状と問題点をご理解いただき、これからの生殖医療をどうしていくべきか、その考えを深めるためのお役に立つことができれば幸いです」
「先の見えないトンネルの中にいるようで、いつになったら明るい出口に出られるのだろうと不安な気持ちになるときもありました。…(中略)…病院に行って先生に会うと、“よし、またがんばろう”という気持ちになれました」
「まえがき」より
「先の見えないトンネルの中にいるようで、いつになったら明るい出口に出られるのだろうと不安な気持ちになるときもありました。…(中略)…病院に行って先生に会うと、“よし、またがんばろう”という気持ちになれました」
患者さんから著者宛てにいただいたお手紙
本書に寄せられた声
今までこんなに温かい不妊治療の本があったでしょうか。
—30代女性の患者さま
自分の体験と重なり、涙がこぼれました。男性にも読んでほしい、精神的に支えてくれる一冊。—30代女性の患者さま
「赤ちゃんが欲しい。だけど難しい」という女性達に勇気と希望を与えます。—平松愛理さん(シンガー・ソングライター)
不妊症のための指導書ともいうべき本。—吉村泰典先生(慶応大学医学部 産婦人科教授)