環境生殖学入門

環境生殖学入門 〜毒か薬か環境ホルモン〜

堤 治 (東京大学医学部産科婦人科教授)
SBN4-255-00322-X C0095
四六判/292ページ
定価1,575円(本体1,500円+税)

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胎児期のできごとは、生まれてからの一生を左右する

環境ホルモンは<終わった問題>ではない。

100年前までは存在しなかった未知の物質——環境ホルモンとヒトの生殖機能の関係を知る。
私が本書で提唱しようとしている「環境生殖学」は、環境ホルモンの脅威を説くものではありません。環境ホルモンという、いままで存在しなかった物質とヒトの生殖機能の関係を学んでいこう、というのが主旨です。それを利用して、生命とは何か、エストロゲン依存性疾患などのホルモンに関連した病気はどうして起こるのか、という大きな問題を究める糸口にしたい。「毒も使いようで薬になる」という発想の転換をはかりたいのです。

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