アルプスの山々を満喫するはずの旅行は、雪や雲に覆われた展望台を見学するツアーと化してしまいました。

ところが、”オーマイゴッド”帰途につくバスに乗る直前に、雲が晴れ氷河の向こうにモンブランが現れてくれたではありませんか!

麓からはめったに見ることができない朝陽に輝くモンブランを目に焼き付けて、少し後ろ髪をひかれる思いで、シャモニーを後にしました。

今日こそはアルプスの山に対面と、早起きしてエギューユ・デュ・ミディロープウェーにのり、海抜3842メートルの展望台よりモンブラン観光を決行しました。

写真(絵葉書)の中央のとがった部分に展望台があり、その向こうがモンブランです。

シャモニーから全長5141メートルのモンタンヴェール鉄道にのり到着したメール・ドゥ・グラス氷河はご覧のパノラマです。

展望台から降りて氷河の先端部分に迫り、氷の洞窟にも入ることが可能なはずなのですが、強風のため降りるケーブルが動かず残念。曇り空の下でしたが、写真でなく本物の氷河を見ることができたのを幸いとしましょう。

展望台で寒さに耐え、雪が止むのを待ちましたが、その兆しもなく、すごすごとロープウェーで下山しました。めげることなく次の目標に設定したのは、メール・ドゥ・グラス氷河です。

モンタンヴェール鉄道は世界最初のアプト式列車です。写真のように線路の中央にもう一本の線がみられますね。

エギューユ・デュ・ミディロープウェーで上るにつれ、天候は悪化、3842メートルの展望台は雪の中でした。

幻のモンブランは雪を払った表示板の示す方向です。